バクスタ住民の独り言ブログ

浦和レッズ観戦記、雑感。バクスタでだいたい一人観戦してます。スタジアムに通いだしたのは2009年ごろから。

ACL準々決勝川崎3-1浦和-厳しい環境の中で希望は残した敗戦

仕事を強制終了し、現地に行ってまいりました。
しかし今日は、ほんとうに暑かった。
私は汗っかきな方ではまったくないのですが、動かなくても汗が噴き出てきました。
はっきり言って、サッカーやる環境ではなかったような。
だから、選手たちが動けないからと責めることはちょっとできませんでした。
気候は川崎も同条件ですが、この試合浦和の方は状況的に厳しかった。
まず日程はスルガ銀行杯がミッドウィークにあったため浦和が若干不利。
しかもこのスル銀で森脇と宇賀神が負傷離脱。
そしてアップ中に柏木が負傷と、監督交代後日が浅いことを抜いても悪条件ばかりでした。


ちなみにこの柏木の負傷とスタメン交代のアナウンスの際にちょうど川崎のゴール裏の裏を通過中だったのですが、みなさん拍手して喜んでいました。
どこのどの選手でも負傷は嫌なもので、川崎サポってこんなことでこんなに喜ぶんだというのが少し意外でした。
逆の立場だったらどうなってるんでしょうね。
記憶にある限り、相手選手のこういう形の交代があった試合を思い出せないのですが、ざわざわしてたような気がします。


浦和のゲームプランは、前半はリスク管理を徹底してカウンター、後半に運動量を上げてアウェイゴールを取りに行くというものだったと推測しています。
しかし、前半は引いて守ったのはいいが、カウンターをまったくといっていいほど発動できなかった。
FC東京戦の最後からの、シャドーを削ってボランチを1枚増やすやり方は、結果的にまったくはまりませんでした。
ここまで引くのであれば、5-3-2ではなくもっと割り切って5-4-1のブロックを作るべきだったと言えるでしょう。
柏木がいたら多少変わっていたとは思いますが、大きくは変わっていなかった可能性も大きいです。
なにしろ、攻撃に入った際の運動量がなさすぎた。
前線の動き出しがない中、遅攻もできずに西川が大きく蹴っていました。
特に青木が攻撃面でまったく効いていませんでしたが、怪我明けの選手に多くは求めるのは酷かと。
これでスコアレスで終われればよかったですが、崩されて失点。
アシストした中村のマークは、後で確認したら遠藤でしたね。
遠藤はなかなかコンディションがあがってこないので心配です。


後半は、悪くない戦いをしたと思います。
2失点目は、まずエドゥアルドネットに阿部と青木が二人で対応してどちらも当たりに行かずにパスを出され、遠藤が小林を見ておらず、槙野が戻るのを途中で走るのをやめてしまったために生まれました。
ミシャ政権時末期を見ているようで残念でした。
マウリシオは、小林につられてずるずる下がる最終ラインに気づかず?中途半端なポジショニングになっていました。
浦和のアウェイゴールは青木から裏に走った武藤に出て得たもの。
こういう形を、もっと出さなければいけなかったし、それには裏に走れる選手が前半からいなければならなかったでしょう。
3失点目は、浦和のこのシステムの一番守りずらいところから。
相手サイドの低い位置からの持ち上がりに対して、シャドーかボランチが行かなければいけないのですが、ここでは武藤がサボってしまった形になりました。


ちょっと厳しい面が多くみられた試合でしたが、それでも悲観するような状況ではないと思います。
まずは粘り強く守備を整備しながら、負傷者の復帰を待つこと。
そして徐々に、攻撃に比重を移して、3週間後の再戦時にはもっと圧力をかけられるようになっていればいい。
とりあえず今は、この連戦をなんとか戦い抜かなければならない。
出場した選手たちはしっかり休んでほしいです。